施術例
40代男性 会社員
来院
2017年11月
症状
左の肩甲骨あたりの痛み
咳をするとピキピキとひびく。
2週間前、フットサルをした際に相手ディフェンダーと衝突し、左胸を強打し転倒する。2~3日経ち次第に肩甲骨あたりに痛みが出てくる。
マッサージに行っても痛みは変わらず、逆に咳をするピキピキとひびくようになり、明らかにひどくなっている。
湿布を貼ってもマッサージに行っても一向に良くならないことに不安になり、ホームページをみて来院に至る。
施術内容と経過
検査
体幹の回旋動作左右差あり 痛み増幅
左手で右肩をさわる動作で痛み増幅
(シートベルトをする動作)
骨盤のゆがみ著明
猫背 肩の高さ左右差あり
車の運転を毎日されて前傾姿勢になることの多い状態。
頭の位置が正しい位置よりも前に突き出ていること、なので、肩や背中の筋肉に負担がかかっている。
咳をするとピキピキとひびくということは、呼吸筋が関係しており、体のバランスの悪さに加えてフットサルでの衝突で、筋肉が一時的にロックされていると予測。
初回施術
AKA骨盤調整 背骨調整
頚椎調整 肩甲骨調整
胸肋関節調整 鎖骨調整
肩甲胸郭関節調整 重心調整
大腰筋弛緩 斜角筋弛緩 大胸筋弛緩
肋間筋弛緩 横隔膜調整
施術途中の左手で右肩をさわる動作の動きが良くなる
2回目施術(初回より2日後)
好転反応なし
初回同様の施術
咳や笑うとピキピキと痛み、笑いたくても
こらえないといけない状態が続く
3回目施術(初回より5日後)
シートベルトをする際も以前のような痛みはなく
緩和されていると報告をうける。
6回目施術(初回より2週間後)
P.S2 日常生活に支障はなく、咳をした際も
痛みは感じない
使用した手技とポイントとなった部位
AKA骨盤調整 背骨調整
頚椎調整 肩甲骨調整
胸肋関節調整 鎖骨調整
肩甲胸郭関節調整 重心調整
大腰筋弛緩 斜角筋弛緩
肋間筋弛緩 横隔膜調整
考察
左の肩甲骨あたりの痛み、マッサージを受けても効果がなかった。
ということは痛みのある所以外に原因はある。
咳をして痛むのは呼吸筋が関係していると予測。
なので、施術としては呼吸に関わる筋肉を緩め、胸肋関節の調整を行うのと肩甲骨まわりの調整を行なった。
結果、せきをした時の痛みも6回の施術で改善した。
衝突により体の前面にある呼吸筋が収縮し、また、体のバランスを保とうとして体の後面、肩甲骨まわりの筋肉も収縮。
結果として前面後面で引っ張り合いをしたままロックのかかった状態になり、痛みが出ていた。
今回の施術で気づいたことは、痛みのある部位だけでなく、体全体をみること。痛みの場所は同じでも動かし方で痛む場合と痛まない場合、常に痛む場合がある。
何が起こっているのか原因を見つけて早期改善に努めます。