施術例
20代 男性
来院
2017年 1月
症状
腰椎椎間板ヘルニア
右下肢痺れ
去年の11月末頃から右側の殿部からふくらはぎにかけて違和感が出現
立ち仕事ができないほどの痛みや痺れが出るようになってきた。
仕事に集中出来ず痛みのことばかり気になってしまう。
朝の歩き出し時、右足を地面に着けるだけ痺れが出るようになってきて「これはだいぶ悪いんじゃないのか?」と不安になったため整形外科で診察を受ける。
腰椎椎間板ヘルニアと診断された。
痛み止めを飲んでも効かないし、眠くなって車の運転に妨げが生じてきたために整体がいいのではないかと来院に至る。
施術内容と経過
初回施術
検査
上半身 左回旋強
上半身 左側屈強
左下肢外旋肢
SLR 右陽性
SLRテストでも反応が強く見られたのと腰椎4番5番の圧痛が強く出たことから腰椎椎間板ヘルニアだと判断して施術
施術
AKA仙腸関節調整
腰椎4、5番調整
大腰筋弛緩
腓骨・足関節外果調整
上半身回旋の動きの変化あり
2回目施術 初回から2日目
夜勤勤務で長時間の立ち仕事が続き腰の痛みも出てきた。
右足の痺れの変化はなし。
8回目施術 初回から1ヶ月後
右殿部~右足にかけての痛み
P.S10 ➡ P.S3
今まであぐらをかく事が出来なかったが、あぐらをかけるようになったと報告を受ける。
仕事中の痛みは良くなってきているが朝起きの右足足底・つま先の痺れは残る。
20回目施術 初回か4ヶ月後
仙骨、腰椎5番調整
下腿筋肉の弛緩
朝起きの痺れなし。
使用した手技 ポイントとなった部位
AKA仙腸関節調整
腰椎4・5番調整
大腰筋弛緩
腓骨・足関節外果調整
下腿筋肉弛緩
腰椎の弯曲を作るために仙腸関節、腰椎4番5番の調整をしたことが良い結果に繋がった。
考察
腰椎椎間板ヘルニアからくる右殿部から右足足底までの痛み・痺れでしたが、痛みは動きによって判断できたので検査、調整を繰り返しすることで早い段階で軽減。
検査で痛みやしびれの確認をして、その都度、施術をする。
効果のある施術をした時に再度検査した時に痛みの消失がわかった。
このように検査と調整を繰り返すことで患者さん自身も施術側としても状態の変化を把握しやすいのでやりやすかった。
今回のケースでは検査ー調整が一様にわかりやすかったので症例としては効果の出やすいパターンだった。
症例によっては効果が出にくいケースもあるので今回の施術ケースを一つのいい例として次に活かして行きたいものであります。
この施術を元にできるだけ回数をかけないような施術方法をさらに見つけて次のステップとしたいものです。