施術例
女性 70代
来院
2016年10月
症状
左殿部の痛み 左ふくらはぎの痛み・しびれ
腰椎椎間板ヘルニア 坐骨神経痛
3ヶ月前になんばへ出かけていた時に左のお尻に違和感が出るようになった。電車で帰宅途中、座っていても左のお尻が痛い、少しふくらはぎにしびれを感じる。普段、履かない靴を履いて出たので疲れが出たのだろうと思いほったらかしにしていた。
3日後、朝起きると左のお尻が痛い。
近くの整形外科に受診 レントゲンだけでは確実にわからないということで後日MRIを受けるようにと指示された。
3日後MRIで診断を受ける。腰椎3-4-5番椎間板ヘルニア
リハビリと飲み薬リリカを処方された。
毎朝3食後にリリカを飲む。朝、薬が効くまでの間がとても痛い。
歩くとお尻に響き、ふくらはぎがしびれる。
薬が効いてくると患っている事が嘘のように消えてきて普通に動ける
このまま、薬を飲み続けなければならないのかと不安になり来院に至る。
施術内容と経過
初回施術
検査
骨盤調整
背骨調整
股関節調整
施術後
薬のために変化がわからない
2回目施術 7日後
好転反応なし
症状は変わらず
来院時は薬が効いているのでわからない
起床からの薬が効くまでは痛いらしい
2回目施術も同じ
5回目施術 初回から1ヶ月後
少し良くなったかもと報告を受ける
ペインスケール
10⇒ 8
8回目施術 2ヶ月後
ペインスケール
10⇒ 6
薬は続けている
10回目 2ヶ月半後
特に何もしていないが症状が悪化
薬を飲んでも痛みは全く引かず、歩行困難な状態へとなる
11回目も同じ
12回目 3ヶ月後
症状が好転
一気に良くなる
ペインスケール
10⇒ 3
続けての来院が難しいので施術終了
使用した手技 もしくはポイントとなる部位
骨盤調整
背骨調整
股関節調整
考察
近隣からではなく、遠方からだったので繰り返し来院することは難しかった。
また、10回目施術時に痛みが増したときにはこの症状はよくなるのかどうかという不安は患者さん施術者ともに抱いた不安点である。
ヘルニアの部分からの神経障害が起こり典型的なヘルニアからの坐骨神経痛であった。
施術としては根本となる背骨の調整、殿部の調整をすると改善すると見込んでいたがすぐに結果が出なかった。
一つの理由としては年齢的なもので殿部の梨状筋などの働きが悪くなってきていたのかもしれない。
骨格の歪みだけでなく筋肉そのもの自体が力不足になったことによって症状がすぐに取れなかったり、一時悪化に繋がったのかもしれないです。
今後は症状だけでみるのではなく、年齢的な考慮も必要だと感じた一例であった。