施術例
女性 70代 主婦
来院
2017年4月
症状
慢性胃炎
肩こり
2017年1月胃の調子が悪くなってきた。
内科に受診すると胃カメラ検査をすると胃の壁に炎症を起こしているということで胃薬を処方された。少しずつ食欲が落ちて食べる量が少なくなる。
2017年3月に憩室炎を患う
憩室炎の治療のため入院を強いられ、胃の調子がさらに悪くなって食欲が落ち、今年になって5kg体重が減少した。
来院時、憩室炎は良くなったが胃の調子は悪く食欲の改善がしない
以前から肩こりもひどい 左側だけ
施術内容と経過
初回施術
検査
円背が強い
上半身 左ねじれ
下半身 左ねじれ
仰臥位で腹部を押さえると胃の当たりに拍動と圧痛を触知
舌は赤みを帯びている
施術
背骨調整
内臓調整
肝臓 胃 小腸 大腸を調整
頭蓋骨調整
施術後
肩こりが楽になったので体の楽さは感じられた
胃の状態の変化はすぐにわからないので日常生活から判断することになった
2回目施術 7日後
好転反応なし
胃の変化はなし
施術は同じ
3回目施術 2回目から7日後
食欲がなかったのが食べたくなるような気分になってきたと報告を受ける
今までは仕方なしにおかゆを食べていた
しかし、2回目施術後食事を食べたいという気分になった事は内臓の活性化が起こってきた兆候が現れた
施術は同じ
4回目施術 3回目から7日後
カキフライを食べたと報告
急にフライものを食べたいと思い、大好きなカキフライを食べた
改善傾向に向かう
10回目施術
ほぼ普通食になる。薬はなし
同時に施術した症状
首こり
使用した手技 もしくはポイントとなる部位
背骨調整
内臓調整
肝臓 胃 小腸 大腸を調整
頭蓋骨調整
考察
慢性胃炎だと病院で良くするものというのが普通の思考でしょう。整体でも内臓の調整はできるのです。ただし、すぐに良くなるという事はありません。本来もっている体の自然治癒力を引き出すものですので根本改善になるのですが、そもそも体の力がなくなり胃炎などの症状になっているので、回復するには時間のかかるものとなります。
薬は対処的になることが多いです。なぜなら、痛みがあれば痛みの感じる神経を遮断、胃の粘膜が悪ければそれを保護するものになるからです。薬が悪いということではありません。根本改善するには体そのものを強くする必要があり、そうしなければずっと薬を飲み続けないといけないことになりますので、上手く組み合わせて対応することがいいですね。
今回のケースでも食べられるようになるのに数週間かかっています。対処的に良くするものと根本的に良くするものを組み合わせるといいですね。