施術例
50代 女性
来院
2016年 2月
症状
斜角筋症候群
右腕の痛み、気だるさ
右肘の痺れ
仕事はデスクワーク
慢性的な肩こりは常に感じていた。
1年前ぐらいから
肩こりとは違う右上半身の
気だるさを感じてきた。
マッサージに行けば良くなるだろうと思い
マッサージに行くも、その時は気だるさが少し改善は
したが、次の日は更に気だるさが出てきた。
気だるさから段々と右肘が痺れるようになってきて
夜寝ていても痺れが取れず寝られない状態が続く。
右腕を下にして横向きに寝ると
痛みと痺れが強く出るため仰向け
でしか寝る体勢が取れず、
更に痛み止めの薬も飲まないと寝られない
寝不足と仕事にも集中できない
マッサージでは解消しないので
当院へ来院
施術内容と経過
初回施術
検査
上半身回旋 左回旋強
上半身側屈 左側屈強
右下肢 外旋肢
頚部後屈 痛み増強 痺れ
姿勢も悪く前傾している
右の斜角筋を押さえると右腕に激痛が走る。
頚椎の歪み、斜角筋の拘縮が原因だと疑う。
1回目の施術
仙腸関節調整 AKA
神経筋連鎖法
斜角筋弛緩
頚椎調整
施術後の変化はない
2回目施術 初回から3日目
右肘の痺れ、気だるさあり
右母指の痺れもあり
腕神経叢の障害を疑う
斜角筋弛緩
大胸筋 小胸筋弛緩
腕撓骨筋弛緩
5回目施術 初回から2週間後
右腕の気だるさはありますが、
右肘の痺れP.S10 ➡ P.S5 に改善
再発防止のため座り方の指導
8回目施術 初回から1ヶ月後
右肘の痺れ改善
右腕の気だるさは少しあり
『痛み止めの薬を飲まなくても
寝られるようになりました。』と
喜びの報告を受ける
使用した手技 ポイントとなる部位
仙腸関節調整 AKA
神経筋連鎖法
頚椎調整
斜角筋 大胸筋 小胸筋 弛緩
腕撓骨筋弛緩
座り方指導
斜角筋、腕神経叢の障害からくる気だるさと
痺れなので、斜角筋弛緩が改善ポイントだった。
考察
長時間のデスクワークで、座り姿勢が悪くなり
斜角筋の拘縮、大胸筋・小胸筋の拘縮が起こり
腕神経叢にも障害が起こっていた。
座り姿勢も改善させる為に骨盤からの調整を
行い、腕神経叢の障害、斜角筋の弛緩に時間
を掛けて施術を行う。
PC作業でほとんど肩を動かすことが無いので
筋肉の弱化も影響していた為、肩のストレッチを
指導。
仕事中の座り姿勢も指導して実践してもらえたことで
再発には繋がらなかった。