施術例
30代 男性
来院
2017年 4月
症状
殿部痛
大腿外側の痺れ
10年以上前から殿部から両足にかけて痛みと痺れを感じており、辛い時は歩けない程の痛みが出ることもあった。
痛くなっては整骨院でマッサージや鍼治療を受けて、その時は少し痛みの軽減はする。
ただ痛みの軽減はするが、繰り返して痛みが出てきて完全に痛みが取れることはない。
何十件と治療院を変えては通ってみたり、自分で治そうと考えてストレッチをやってみたりはしていたが良くならず当院のホームページ見て来院。
施術内容と経過
初回施術
検査
上半身 左回旋強
左側屈強
左下肢外旋肢
下肢の外旋が強く出ているのと、殿部の筋肉の張りが強く出ていることから梨状筋が関係していると疑う。
施術
AKA仙腸関節調整
梨状筋弛緩
股関節外転外旋ストレッチ
施術後の上半身回旋の動きの変化あり。
2回目施術 初回から3日後
殿部の痛みは変化なし。
大腿外側のシビレはなし。
3回目施術 初回から1週間後
殿部の痛み P.S10 ➡ P.S10
痛みの変化はなし
4回目施術 初回から2週間後
大腿外側の痺れはなし
殿部の痛みの変化なし
殿部の痛みの変化が無いので施術ポイントを変更
大腿筋膜張筋、中殿筋弛緩
5回目施術 初回から3週間後
殿部の痛み P.S10 ➡ P.S5
7回目施術 初回から1ヶ月後
殿部の痛み P.S10 ➡ P.S2
痛みで運動する事を控えていたけど、痛みが無くなってきたのでジムに行ったりプールで泳いだりと運動出来るようになったと報告を受ける。
使用した手技 ポイントとなった部位
AKA仙腸関節調整
梨状筋弛緩
股関節外転外旋ストレッチ
大腿筋膜張筋弛緩
中殿筋弛緩
梨状筋が原因だと疑い施術をしていたが改善されず、大腿筋膜張筋にポイントを変えたことで痛みの改善に繋がった。
考察
4回施術しても殿部の痛みの変化が無かった為、施術ポイントを梨状筋から大腿筋膜張筋に変えることで痛みの改善に繋がった。
体の状態として骨盤が後傾、下肢は外旋肢になり大腿外側の筋肉の張りが強く出ていたため梨状筋に問題だと予想して施術していたが結果に繋がらなかった。
大腿筋膜張筋に狙いを変えることによって改善につながる。
大腿筋膜張筋部の血流の悪さが痛みやしびれを作っていたと考えられる。
骨盤の後傾に梨状筋が影響をしていると予想して後傾が改善したものの自覚症状の改善に至らなかった。
4回目までの間で施術方法の改善をしていると1回でも早期に改善が見込まれたかもしれないので、今後はもう少し視野を拡げてみることの重要性を感じた一例だった。
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