施術例
女性 50代
来院
2017年 1月
症状
腰痛
肩こり
左膝痛(水腫あり)
3ヶ月前から急に腰の痛みが強くなってきた。介護現場は今までと同じように入っているし、特にギクってなったわけでもないのに腰の痛みを強く感じるようになってきた。左膝の水腫は1年以上も前からあり月一回程度は注射で水を抜くということをしていた。整形外科で腰も診てもらうようにしていたが、「骨には異常がない」ということでシップを処方されていた。症状が変わらないので当院へ来院となった。
施術内容と経過
初回施術
検査
SLR検査(―)
FNS検査(―) ヘルニアの疑いはなし
上半身左回旋
下半身左回旋
ベッド上でうつ伏せになると右骨盤が異常に盛り上がる
圧痛というより腰を押されると気持ちがいいと言うこと
施術
脊椎調整
骨盤調整
股関節調整
腰方形筋弛緩
大腰筋弛緩
2回目施術 3日後
好転反応なし
ペインスケール
10⇒ 7
「少し動けるようになった」と報告を受ける
うつ伏せ(腹臥位)での右の骨盤の盛り上がりはあり
3回目施術 1週間後
ペインスケール
10⇒ 3
「痛む感じが薄らいできた」と報告を受ける
うつ伏せ(腹臥位)での右骨盤の盛り上がりがなくなる
5回目施術 2週間後
ペイスケール
10⇒ 2,3
「痛みなく動けるようになってきた」と報告を受ける
骨盤の歪みがなくなり、筋緊張が取れてくる
使用した手技 もしくはポイントとなる部位
脊椎調整
骨盤調整
股関節調整
腰方形筋弛緩
大腰筋弛緩
同時に施術した部位
右膝水腫
⇒ 5回目施術で水腫が引くようになってきた
歩行しやすくなる
肩こり
考察
レントゲンでは骨に異常はない、しかし、腰痛は常にあるというのは骨盤の歪みが原因である。今回のケースではベッド上にうつ伏せに寝ると右の骨盤が誰の目で見てもあきらかに盛り上がるようになっていた。右の骨盤が盛り上がるということは左右の大腰筋の不均衡、腹斜筋の緊張、腰方形筋の緊張が考えられる。それらの筋肉の緊張をとり、ベッド上で骨盤の歪みを改善すると腰を動かすことでも痛みは解消してくることになるのです。
また、仕事上同じような仕事をしているし、何もきっかけがないのに腰痛の症状を発症するということは身体の疲労が蓄積して歪みを形成してしまったからです。筋肉の疲労を蓄積することで痛みが段々と作られてしまったことになるのです。シップや痛み止めは一時的に効果があったとしても、薬の効果がなくなるとぶり返すように痛みが発生することになるので、整体のような根本的な施術をすることをおすすめします。