すべり症とは・・・
腰椎は第1腰椎から第5腰椎まであり、正面から見ても横から見てもきれいに並んでいます。通常は簡単にずれたりしないようになっています。しかし、椎間関節 と呼ばれる背骨の関節が壊れてしまったり、椎間板の異常などによって骨がずれてしまうことがあります。これをすべり症と言います。
すべり症になったら手術が必要?
すべり症になると手術が必要になるかというと全てがそうではありません。どちらかと言うと手術はほんの一握りですね。
膀胱直腸障害と言って便の排泄が困難になった時にはすべり症に対する手術が必要だと思ってください。
※膀胱直腸障害
大小便の排泄が自分の意思でできない状態
すべり症は治るんですか?
すべり症の場合痛みは良くならないのかというと痛みは整体施術によってとれますよ。
ただし、滑った部分の腰椎はそのままなんです。
滑った部分が悪いままなのに痛みはとれる?
どういうことかと言うと、痛みは腰椎が滑ったことだけで起こっているのではないということです。腰椎が滑ることによって腰椎につながっている仙腸関節や滑っていない腰椎や周りの筋肉が硬くなっているからです。
硬くなっている部分が緩んだり、仙腸関節などの関節が動くようになると痛みがなくなってくるです。
ただし、
滑った部分が手術のように完全に治っているのではないので
痛みが取れた後も腰のことをしっかりとメンテナンスをする事はオススメします。
痛みがない=すべり症が治ったではありません。
喉元過ぎれば熱さを忘れる
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」って言葉があるように痛みがなくなれば人は治った気になります。何度もお伝えしますが滑った腰椎は戻っていませんので、その点だけはご理解ください。
痛みが取れて上手な使い方をしていると痛みのない生活を送ることができるので痛みのない生活を勝ち取って頂きたいですね。
セルフケアをご紹介します
腰椎すべり症にそもそもならないようにするにはどうすればいいのでしょうか?
- 物を持つときは腰をしっかりと入れる
- 腰だけで曲げずに膝をつかう
- 仕事やスポーツで腰を痛めやすいのならストレッチやマッサージなどでケアをする
もし、あなたがすべり症だと診断されたとしても絶対に手術をしないといけない事はないのでご安心ください。