施術例
30代 男性
来院
2016年4月
症状
右手親指と人差し指、中指のしびれ
2ヶ月くらい前から右手の親指と人差し指
中指に正座の後のようなしびれが
なんとなくあった。
だんだんひどくなり首、背中から肩甲骨に痛み
パソコンを使う時も痛む
就寝時には肩から指先にしびれが
強くなってきたため整形外科を受診。
診断結果は「頚椎椎間板ヘルニア」
シップと痛み止め薬で
「痛かったら来てください。」
と言われる
痛み止めが効いている時
しびれは弱くなったが、
決してなくなることはなかった。
薬が効かなくなるとまたしびれが強くなり
再度、整形外科を受診するも、
さらに強い痛み止めを服用し
様子を見るよう言われる。
その薬を服用するも、
しびれは同じく弱くなるがなくなることはない。
1日3回薬を服用しても症状が改善しない事
いつまで薬を飲み続けないといけないのか
という不安が強まる。
通勤途中で当院の前を通り
“根本改善”という看板を見て
来院にいたる。
施術内容と経過
初回施術
検査
ジャクソンテスト(+)
スパーリングテスト右(+)
斜角筋、肋鎖、小胸筋テスト(+)
胸部、前腕部の圧痛著明
第6,7頚椎のゆがみが大きく圧痛著明
首の回旋の動きもほぼ痛みで出来ず
検査をするにも痛みとしびれで
話を聞き取るにもとにかく辛い状態
首がほとんど動かせないので
体ごと動かすようにしないといけない
まるでロボットのような状態。
施術
まず、座ったままでの施術
僧帽筋、腋窩、肩甲骨周りを弛緩
大胸筋小胸筋を弛緩
頚椎、胸椎の調整
初回施術後
痛みは残存だが頚部の動きが良くなる
ここで初回施術は終了
2回目施術
初回同様の施術に斜角筋
胸鎖乳突筋の弛緩
腹部の弛緩を加える
3回目~6回目まで同様に施術
7回目施術
痛みも弱くなり、痛み止めを飲む回数が
減ってきた。
自分の普段の姿勢が丸く猫背になっている
と認識して姿勢を意識するようになる。
10回目施術
しびれも徐々に弱くなり親指のみとなる。
痛み止め薬を全く飲まない日も出てきた。
15回目施術
首から肩、指先まであったしびれが完全に
なくなる。
もともとある体の硬さはあるが、日常生活の
中での痛み、しびれはなくなる。
考察
長時間のパソコン作業により
前かがみの姿勢が多く、体のゆがみを作って
しまっていた
歪みを助長するかのように
猫背の姿勢を呈していたようだ。
猫背になっている方が楽だと感じていたから
である。
頚椎ヘルニアと診断されていたが
胸郭出口症候群も併発し
アドソンテスト
肋鎖テスト
小胸筋テストでいずれも異常をきたしていた。
整体でゆがみが徐々に整い、また、
普段の姿勢に気をつけてもらうことが
出来たために症状の改善に至った。
頚椎椎間板ヘルニアと胸郭出口症候群が
併発することは多々あります。
そのようになると首が痛くて向くのが辛い
手はしびれることになるので
仕事にも支障が出ることになります。
スポーツ等でコンタクトがきっかけで
発症した等でなければ、
普段の姿勢の積み重ねで起こることが
あるので症状のない時点からも
姿勢に気をつけることを
オススメします。