施術例
女性 60代 事務員
来院
2016年 3月
症状
慢性的な肩コリで首も痛くなり、首を左に向けることが出来ない
左眼の奥の方からズキンズキンする頭痛
腰・背中の筋肉もパンパンに張ってくる。
歩いている時でも振動によって首が痛くなり
ピッピとしびれが出る。
3年前に整形外科でストレートネックと診断されていた。
整骨院にも通っていましたがマッサージを受けると直後は気持ちいい
しかし、翌日にはまた元通りの首が回らない肩こりになってしまう。
現在の年齢で根本的に治しておかないと
5年後にはもっと悪くなり
体の自由も奪われるのではという不安が
強くお持ちでした。
地域情報紙をみてバキバキしない、
保険を使わないと書いて
あったので施術に自信があるのだと
思い来院されました。
保険の整骨院が悪いということではなく
本格的に良くしたいと考えておられた。
施術内容と経過
初回施術
検査
上半身 左回旋 可動域強
上半身 左側屈 可動域強
下半身 右足 外旋強
頚部 後屈 痛みあり
頚部 左回旋 痛みあり 可動域 10°
事務仕事でパソコンを毎日8時間。
慢性的な肩コリもあるので、
前腕部の筋拘縮を疑う。
座り姿勢の悪さも原因があると予測。
施術
仙腸関節調整 AKA
神経筋連鎖法
僧帽筋 ― 広背筋弛緩
腕撓骨筋 ― 母指球筋弛緩
菱形筋弛緩
小円筋・大円筋弛緩
頚椎調整
座り方指導、寝方指導。
2回目施術 初回施術3日後
初回施術後1日半は楽だった。
初回施術を2回目からも繰り返し行う。
3回目施術
来院する前より首の痛みが軽減。
7回目施術
肩コリ、背中の痛みが無くなり
頚部回旋 10°→90°に改善
日常行動の指導を受けることで
「自分自身の姿勢に対する
意識が変わった」
と発言
使用した手技 ポイントとなる部位
仙腸関節調整 AKA
神経筋連鎖法
頚椎調整
お仕事がデスクワークなので、
前腕の筋拘縮があり
筋弛緩をしたこと。
ストレートネックがあるので猫背に
なってしまうので仕事中の座り姿勢を指導。
就寝時の寝方も気を付けてもらった事が
早期改善、再発防止に繋がった。
考察
ストレートネックのある方でしたので仕事での姿勢が関係あると疑い日常生活での姿勢指導を取り入れた。
PC作業での座り姿勢が頚椎に負担をかけている
ことになっているので長期に渡って頚椎の弯曲が無くなりストレートネックになってしまっている。
デスクワークで同じ姿勢が続く為、
肩周辺の筋肉弱化、前腕部の筋拘縮を
改善させることで首の可動域、痛みを
取り除くことができた。
一度ストレートネックになっている
頚椎は定期的に姿勢の見直しを
しておかないと痛みの症状が
ないからといって再発する可能性が高い
痛みがなくなった=完全にストレートネックが
なくなった図式ではないので
気をつけるべきである。