施術例
男性 60代
来院
2016年 3月
症状
10年以上前から左肘の痛み
首のダルさがでてきた
20歳の時から鉄工所で働いており
重たい物を持ち運び
重労働が重なっていた。
現役で仕事をしていた時は
痛みを感じなかった
仕事引退後段々と左肘を曲げると痛みが出現
また、力が入らなくなってきた。
同時に首のダルさも出てきた。
洗顔時左肘を曲げると痛む
右手だけで洗うようにして、
左腕を使わなくなって
肩を上げることも辛くなり、
日常生活動作のほとんどを
右腕だけでするようになっていた。
左腕を使わなくなってしまった事によって、
筋肉の弱化が認められ
軽い物でも持てなくなってしまった。
数年前に整形外科で
「頚椎ヘルニアがありますね」
と診断
しかし、特に症状が出ることは無い
当院に来院される直前も
整形外科で肘・首のレントゲン
を撮ってもらう
「骨や筋肉には異常なしです
様子をみましょう」
と言われ治療はしてもらえなかった
とのこと
このまま日常生活動作を右手だけで、
していくのは辛いと言うことで
当院に来院されました。
施術内容と経過
初回施術
検査
上半身 左にねじれ
上半身 左側屈強
左肩 屈曲 110°以上で痛み
左肘 屈曲で痛み 力が入らない
上腕二頭筋 三角筋 棘上筋 前腕回外筋
筋肉の弱化
腕撓骨筋 前腕回内筋 圧痛著明
肘・肩関節の屈曲筋の弱化と腕撓骨筋、
回内筋の筋拘縮
によって痛みが出ていると予測
施術
骨盤矯正 AKA
神経筋連鎖法
腕撓骨筋 前腕回内筋 弛緩
腕撓骨筋 筋弛緩後 肘屈曲で痛み減少
2回目施術 2日後
好転反応あり 肘の痛みが増加
初回と施術内容は同じ
6回目施術
肘屈曲時の痛みが無くなり、動きやすさが出てきた
肘のダルさが残る
筋肉の弱化の為、セルフケアの指導
ペットボトル500mlを使っての筋力トレーニング
アームカール10回 3セット
初回施術から3ヶ月後
肘の痛みなし、首のダルさも無くなる
腕に力が入るようになり、日常生活動作も両手を
使ってできるようなった。
使用した手技 ポイントとなる部位
骨盤矯正 AKA
神経筋連鎖法
腕撓骨筋 前腕回内筋 弛緩
上腕二頭筋 前腕回外筋の筋力アップ
考察
仕事の重労働が積み重なり、
肘・肩に負担を掛け過ぎて
肘・肩の筋拘縮を起こしてしまっていた。
整形外科でのレントゲンで骨には
異常無しと診断結果もあったので
筋拘縮が一番の原因だと判断。
痛みが出てきてから、
左腕を使わなくなってきてしまって
筋肉の弱化も起こり重症化してしまった。
筋拘縮の部位を弛緩させる事を
重点的に整体し
屈曲時の痛みを早期に取ることができた。
更に筋肉の弱化を改善させるための、
筋力トレーニングを導入
その時点から
日常生活動作が出来るようになって
きました。
使いすぎによる筋肉の弱化
拘縮の場合は時間の経過が大きいと
回復には時間がかかりますが
十分に回復する可能性があります。